兵庫県では、家事に対しての負担軽減に向け、家族みんなで協力するためのちょっとした工夫や、家事支援サービスなど、家事を楽しい時間に変えるヒントをコンテンツ「ゆる家事大作戦」で発信している。
新しく情報が2つアップされたので紹介しよう。
体験者のレポート#6
家事をアウトソーシング
「食事の作り置き」で心に余裕が生まれた
家事代行サービスというものを、聞いたことはあるが利用した経験は意外と少ないもの。
日常のお掃除、料理、買い物、洗濯、アイロン掛け等、家事全般の幅広いサポートしてくれるものだ。
今回は代行サービスを提供する企業「ベアーズ」の「料理のつくり置き」を、東灘区在住で夫婦で美容室を営む今中千鶴さんが体験。
「料理づくりが好きだけれど、多忙な時に使える作り置きがあるといいなぁ」と、料理に特化して希望。
具体的に、どんな内容なのか、料理はどのように作られるのか、どんな時に助かるか、などがわかるレポートだ。
体験を終えた今中さんの言葉が「ゆる家事」の在り方を教えてくれる。
「私は、自分がやらないといけない……と考えてしまうタイプ。家事に時間が取れない時は、イライラしたり焦ったり。“こんなサービスがある”と知っているのと知らないのとでは、気持ちが大きく違ってくると思います。出産後や育児中のママ、高齢のご夫婦など助けがないと大変な方も、週に1回でも依頼できたら、身体はもちろん、気持ちの負担も減ると思いました」。
体験者のレポート#7
店舗までの送迎サービス
高齢になってもラクラクお買い物
買い物を代行してもらうことも助かるが、「生鮮食品は、やはり自分の目で見て選びたい」「買い物に出かけることは気分転換にも必要」といった声に応えたサービスもある。兵庫県で提供しているのが「生活協同組合コープこうべ」だ。
2016年10月にコープデイズ神戸北町でスタートし、今では県下29店舗で26台の車が稼働中。平均年齢80.6歳の約3,000人が登録。その魅力を、車に同乗して買い物にも同行した記事がアップされている。
利用者の生の声が、家事(買い物)と自分の生活のあり方を伝えてくれる。
Aさん「ひとり暮らしだけど食べることが大好き。実際に食べ物を目で見て買うのが週1回の楽しみなんです」
Bさん「同居の家族が食事は用意。ポテトサラダなどその時に自分が食べたいものを買うだけですが、それを楽しみに参加しています」
「ゆる家事大作戦」の目的の1つは“家事は生活の喜びでもある”と伝えること。
そして、年齢や家族の状況によって、関わり方をもう一度考えて「家事が負担になったら、ちょっとラクに」「シェアすることを気軽に」と呼びかける活動だ。
今後も続けて新しい情報がアップされる。
ぜひ、チェックして、みんなで家事について考えるきっかけにしてほしい。
➡兵庫県「ゆる家事大作戦」
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